ソーシャルメディアを使いエンゲージメントすることはオープンでクリエイティブで柔軟性を持っていなければならない。オンラインで競争力を保つために、ブランドは顧客に自社の存在やメッセージを広げる手法としてソーシャルメディアはなくてはならない存在になってきている
広告をしたりブランドイメージを培うことはいまだ重要ではあるが、ロイヤルカスタマーを作り出すのは対話であろう。ソーシャルメディアを使い顧客が話していること、考えていること、感じていることが自社のビジネスに活かされていることを示すということは、ひいてはブランドメッセージを増幅させる可能性に繋がっている
実際にそのエンゲージメントを最も活用し、顧客と広く繋がりを持っているブランドを紹介してみたい
■Starbucks
スターバックスは街角のいたる所で見られる、そして同社はオンラインでも同じ戦略を取っている。ネットでの存在感を作り出すために、スターバックスはそのタッチポイントをTwitter、Facebook、YouTube、Foursquare、モバイルアプリ、そして自社のソーシャルネットワーク”My Starbucks Idea”に作り出している。ソーシャルメディアのランドスケープを独占し、様々なプラットフォーム上でエンゲージメントを作り出している。いくつかの調査では、ソーシャルメディア上で最もエンゲージメントを持つブランドとされている
そのコーヒー界の巨人のTwitterサイトをみてみると、100万人以上のフォロワーが存在する。そして非常に多くの会話がなされていることに気が付くだろう。スターバックスはコメントへのレスポンス、不満への謝罪、いろいろなトピックの会話などフォローワーとのエンゲージメントに熱心だ
一方、Facebookでは1500万人以上の”Like”を獲得している。そのファンページでスターバックスは可能なかぎり途切れなく商品の購買につながる努力をしている。例えば、4月に導入された”Starbucks Card Facebook application”は顧客がソーシャルネットワーク上でスターバックスカードの管理をすることを可能にしているし、最近ではFacebook経由で友人にギフトを送れる”Give a Gift”機能を発表している
これらの特徴は同社のコミュニティMy Starbucks Ideaで生まれたものである。シアトルベースのコーヒー王は、顧客がスターバックスに求めているものを本当に知りたがっているし、耳を傾けている。加えてそのコミュニティでは顧客にアイデアの投稿やそのアイデアに対する評価を共有出来るようにしている。ディスカッションが奨励され、コミュニティでのアイデアを実現させるための投票が行なわれる。Give a Giftは2008年に提案されたアイデアで42,000票も獲得した。アイデアが実現するのは時々かもしれないが、スターバックスは消費者の声に耳を傾けていることを示している
ソース:Mashable 5 Most Engaged Brands in Social Media