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Adidas 間接的なロケーションベースキャンペーンへの取り組み

アディダスは実際の外出を増やすことがスニーカーの売上につながるかどうかの試験的マーケティングに取り組んでいる。3つの新しいシューズ “Superstar2.0” “adidas Beast” “adiZero Rose”のキャンペーンをBooyahのロケーションゲームアプリ”MyTown“を使い実施している。キャンペーンは米国の9つの都市でサンクスギビングデーの週末まで展開される

adidas-campaign

最初の取り組みは、シカゴやラスベガス、サンタモニカ、サンフランシスコなど9つの都市のアディダスストアで先週にスタートさせている。特徴的なのは、自社のショップのロケーションまで来ること要求する他社のgeo-socialキャンペーンとは違い、9つの都市にいるMyTownユーザーに地元のどのロケーションでもかまわないのでチェックインする事を呼びかけるメッセージを配信している

アディダスストアに関わらず地元のレストランやバー、ショップにチェックインした人はMyTownアプリ内で仮想のバスケットボールシューズを受け取る。そのバスケットボールシューズをクリックしたユーザーには実際のプロモーションメッセージが送信される。そして最終的にアディダスストアでシューズを購入した人にはアディダス特製のグッツがリウォードとして与えられるという仕組みになっている

MyTownのセールス責任者は、このキャンペーンでは外出を促進することはあっても、ユーザーが具体的なアディダスストアの場所を知るところまでたどり着かないかもしれないと話している

ただ、最初の週にはキャンペーンに参加したユーザーの50%以上がプロモーションメッセージを受け取っているという結果が出ており、エンゲージメント指標が高いことにアディダスもここまでは満足しているようだ

従来のチェックイン=割引といったキャンペーンと比べ直接の来店者数は確実に少ないと思われるが、この様な間接的な方法がどの様な効果をもたらすかは興味深いところだ

MyTownは350万人が利用するiOS版モバイルアプリケーション。プレイヤーは周囲に実在するレストランやバー、建物などを擬似的に買ったり、売ったり、貸したりすることができる。価値の高い場所でのチェックインなどで仮想通貨を貯めたり不動産売買などでポイントを獲得していくゲーム

ソース:ClickZ Adidas Hopes Geo-Social Foot Traffic Sells Sneakers

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