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10月 17th, 2010:

スモールビジネスオーナーがよせるソーシャルメディアに関する3つの質問

グループバイイング、ロケーションベースサービス、ソーシャルネットワークなど様々なソーシャルWebに関連するキーワードがあるが、実際にはなにが自分のビジネスには効果的なのか、時間やお金などのリソースを投下すべきなのか

いくつかの事例をみるとスモールビジネスの中にもソーシャルメディアやテクノロジーを利用して大成功をおさめた事例もでてきており、多くの中小規模のビジネスはこのソーシャル革命の波を逃さないようにしなければならない

では、あなたはどうやって顧客獲得や目標達成のための自分のビジネスに合ったソーシャルメディアを見つけるのだろうか?ソーシャルメディアの講演会や勉強会などで頻繁に投げかけられるいくつかの特定の質問がある。これらの質問をもとに考えていきたい

1. グループバイイングは私のビジネスにフィットするか?

Tippr-group-buying-Deal

最近のトレンドのひとつに割引クーポンを購入するためにソーシャルメディアを通して購入者が呼びかけ合うグループバイイングがあり、Groupon、LivingSocial、Tipper、BuyWithMeなどのサービスが軒並みビジネスを成功させている。スモールビジネスはこの流れに乗るべきか?良いところ悪いところを検討する必要がある

良いところとして、グループバイイングはすばやく売上を上げることができる。ほとんどのディールが1日とかからずクーポンを売り切ってしまう。次に、グループバイイングの特性として多くの新規顧客を獲得することが可能である。顧客にとって価値あるものが提供できていればそれは悪いことではない

しかし、スモールビジネスにとってグループバイイングはいいニュースばかりではない。ほとんどのサービスは売上の50%程度を利用料として徴収しているので、実質のビジネスのレベニューは25%程度になってしまうということ。多数のクーポンを販売した時にビジネスの運営に影響しないかどうかの判断は必要になるだろう

さらに考慮すべきなのはブランドイメージだろう。サービスを利用する前に望んでいるターゲット消費者がそのサイトにいるのかは確認したほうがよい。どの様な人がグループバイイングを使っているのかといった調査は多くないが、次回の定額での利用につながるかの検討はした方がよい

目的が商品やサービスのトライアルや取りあえずの売上であればグループバイイングは効果があるだろうが、ブランドイメージを高く保ちたい、利益率を高く保ちたい場合はこのサービスは向かないだろう

2. 店舗を持っていないが、ロケーションベースのマーケティングはできるか?

FoursquareやGowalla、SCVNGRといったロケーションサービスは周辺の人気スポットを見つけ出し訪れる手助けをしてくれる。ショップやレストランといった場所をもつビジネスはロケーションサービスのメリットを享受するにはアドバンテージが大きく、モバイルアプリ上にチェックインできるビジネスページをオープンしているスポットは、ディスカウントや無料の景品などの知らせやチェックインのアラートをビジネスの上乗せと考えることができる

ただ、場所を持たなくても一部のオンラインサービスやメディア企業などはロケーションベースのサービスをうまく利用している

foursquare-mashable

もしWebサイトやブログをつかって多くのコンテンツを作り出しているのであれば、そのコンテンツや分野に関連する場所にちなんだ情報をロケーションベースのサービスに掲載すことを検討してみてもよいかもしれない。例えば、Mashableは無料のWi-Fiスポットや産業イベントなどテクノロジに関連した場所にちなんだ情報をFoursquareに残しチェックインを可能にしている

その他では、Brightkiteが提供しているようなロケーションや時間、行動ベースの広告が配信できるモバイルアプリと連携した方法もチェックインなどの活用を活発にする手法であるだろう

3. なぜ自社のソーシャルメディアのフォロワーは増えないのか?

現在のやり方がうまく行かない理由はたくさんあるだろう。いくつかの可能性を指摘してみる、心当たりはあるだろうか

・ページの更新が頻繁過ぎたり、少な過ぎる TwitterやFacebook、ブログなどのソーシャルサイトをどのぐらいの頻度で更新すれば良いかといった問いに答える確たる法則はないが、自社に当てはまるガイドラインを見つける必要はある。フォロワーの反応を見ながら週や1日単位でいくつかの更新頻度を試し、最適な更新頻度を模索してみる

・メッセージの宣伝色が強すぎる あなたのフォロワーは必ずしもマーケティングメッセージやセールスを求めているわけではない。彼らは信頼するブランドからオプトインした形でのマーケティングメッセージであれば喜んで受け入れる可能性は高いだろう。であるが故に通常は宣伝を最小限に抑え、フォロワーにとって有益で意味のある情報提供を心がける必要がある

・フォロワーに価値を提供できていない 価値ある提案が多少欠けている可能性があるかもしれない。各ソーシャルメディアごとに提供できる価値を考えそれを提供してみよう。多くの人はディスカウントやお得な情報を提供するブランドをフォローする傾向にあるが、顧客の求めているものを確認しそれに応える努力をすることでフォロワーを大きく増やせる可能性は高い

・アピールが十分でない ソーシャルプラットフォームを利用する際は少し強めのアピールやプロフィールの提供が必要になる。献身的なファンであれば検索などを利用しサイトを発見しページを閲覧してくれるが、その他の大勢の人はいくらかの動機がなければページの閲覧はおろかフォローなどしてくれない。Webサイトや職場、チラシ、ビジネスカードにいたるまでソーシャルサイトの内容をアピールする必要がある

・もっと交流してみる ソーシャルメディアは社交的である事が求められます。もしあなたがフォロワーの質問や呼びかけに応じなかった場合、おそらく彼らはあなたの事をぼんやりした奴であると思うか、自動的に更新されているサイトなんだなと考える。コミュニティには自身のプロフィールと共に積極的に交流することが必須条件になってくるだろう

以上のことを気をつけるだけでもフォロワーはだいぶ増えてくるはずである

ソース:Mashable 5 Big Social Media Questions from Small Business Owners