Facebookの”Like(日本ではいいね!)”ボタンは現在、スポーツからニュースメディア、様々な種類、約200万のサイトに採用されている
そのLikeボタンはFacebookユーザーとWebトラフィックに対してとても興味深い影響を与えているようだ
Facebookの調査チームはいくつかの数字を分析し、FacebookのLikeに関連する人数のデータだけでなくクリックスルーレート(CTR)のボリュームやサイト滞在時間そしてその他のエンゲージメントの指標についてまとめている
■人に関連する統計
平均的すると、コンテンツをよく”like”するユーザー(Liker)は典型的なFacebookユーザーがもつフレンド数の倍以上フレンドをもっている人であるようだ。これはそのユーザーがよりソーシャルでより影響力があることを意味しているかもしれないが、一方で、それはそのユーザーが注意を引きたいナルシストであるということかもしれない。統計を深読みすることはあまり意味の無いことだが、”Liker”はソーシャルウェブでの立場ではよりアクティブであるということのようだ
“Liker”に関するさらに興味深い統計は、典型的なFacebookユーザーに比べ、外部サイトへのリンクを5倍もクリックするということ。サイトへの誘導をソーシャルメディアに求めているのであれば、この数字は良いニュースであろう
ニュースサイトでは、likeをするFacebookユーザーの平均年齢は34歳、新聞の購読者と比較すると20以上も若い。この時点ではジャーナリズムの未来とソーシャルメディアの結論を出すには今回の統計だけでは少し難しい
■トラフィックに関する統計
ほとんどのウェブサイトのオーナーはTwitterがとても大きなリファラーであることに気づいている。それはコンテンツリファラルネットワークであることやリンクのシェアや誘導が当たり前に行なわれていることを意味している
しかしながら、FacebookのLikeボタンはトラフィックという面ではTwitterと比較しても劣らないかもしれない。Likeボタンがリリースされ、何百ものサイトに導入されて以来、多くのパブリッシャーはこのソーシャルプラグインによる大きなトラフィック増を報告している。ABCニュースは190%増、Gawkerは200%、Sporting Newsはなんと500%の増加を報告している。NBA.comはFacebookが2番目に大きなリファラーサイトになったと伝えている
Facebookは本物のアイデンティティや本物の友人がプラグインを通して体験を共有するとき、ユーザーはより関わりを深くし長く滞在すると話しているパブリッシャーからのメッセージをリレーしている。ひとつの例としては、NHL.comはプラグインを導入してから、1ユーザーあたりの閲覧ページが92%、滞在時間は85%、ビデオの視聴は86%増加し、全体のトラフィックでは36%増加しているとレポートをしているようだ
Facebookは単にリファラルトラフィックの一部かもしれないが、明らかにネットワークの成長とユーザーのソーシャルグラフの安心感による第三者や外部のコンテンツとの交流の習慣化への大きな役割をになっている
Facebookについてより知りたい場合は、FacebookメディアパートナーシップディレクターJustin Osofskyの最近のプレゼンテーション資料をチェックしてみてはいかがだろうか
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ソース:Mashable What “Like” Buttons Mean for Web Traffic [STATS]