Social Media Surf Rotating Header Image

location-based service

ソーシャルメディアでのつながりに影響を与える5つのトレンド

ソーシャルネットワーク上だけに関わらず、まったく新しいリレーションをスタートさせるのはそう簡単なことではないかもしれない。だれもがバーで見知らぬ人と会話を始めることやソーシャルメディアで心地よい会話を持つことが得意なわけではないはずだ

そんな比較的外交的ではない人がその”始まりのぎこちなさ”を解消するためのトレンド・サービスをいくつか紹介したい。ソーシャルメディア上ではどの様なコネクションの作り方があるのだろうか

1. タグでつながる

hotpotato-tag-connection

タグは結構前から存在するが、Twitterのハッシュタグはそれを改めて定義しているように思える。タグは実際にコミュニティを作り出し体系づけている。例えば”ニューヨークファッション週間”という催し物では、#NYFWというハッシュタグを手がかりに多くの知り合いに出会うことができた、合った人は昔からの知人がほとんどであったが、ハッシュタグを使うという方法がとても簡単にそれを実現してくれた

NYベースのHot Potatoというサービスは興味ごとにタグをカテゴライズする新しいレベルのタグの使い方を提供している。このアプリケーションは音楽や本、食べ物などのタグカテゴリーで人々がつながるのを手助けしている。このきちんと整理されたタグをもとにアクティビティの共有だけでなく意味のあるリアルタイムの会話をすることもできる。このサービスはまだキャズムを超えられていないがFacebookに買収されるとの噂もでており、それが実現すると多くの人が使うサービスになる可能性を秘めているといえる

2. ニッチコンテンツのシェアでつながる

dribbble

タグと同様に、実際にコンテンツをシェアすることは何か発言をしたい人や共有をすることに興味を持っている人にとっては魅力的だ。これらのコネクションは、コミュニティが活動的な特定のニッチ市場で回転を始めると非常に価値あるものとなる

Foodspottingは料理愛好家が自分の好きな料理の写真を投稿できる共有サイトのひとつ。GoTryItOnはユーザーが自分のファッションを評価してくれる人々のコミュニティとつながるのを助けてくれる。Dribbbleは自分の作品をシェアしたり、作品へのフィードバックをしてもらいたいデザイナーにとってはすばらしい場所で、特定のデザイナーをフォローできる機能も用意されているプロジェクトになっている

3. アクティビティでつながる

howaboutwe-connection

この手のサイトではすでに10年になるが、Meetup.comは同じ趣味をもった人の地域でのコミュニケーションを容易にしてくれている。毎月25万のMeetupイベントが世界各地で開催され、700万人の会員が同じ趣味を通してつながっている。使い勝手がよくユーザーフレンドリーなインターフェイスがただのサイト上での活動だけではなくこのようなサービスを提供可能にしている

最近スタートしたHowAboutWeはアクティビティにフォーカスしたサービスで、つながる方法を新しく定義している。これはユーザーの希望重視ではなく、ユーザーの活動をもとにマッチする人を推薦してくれるサービス。開始後3ヶ月で成功をおさめており、人を繋げる方法やビジネスモデルにおいて改良の余地があることを証明している

4. ロケーションでつながる

meetmoi-location-connection

ロケーションベースのソーシャルネットワーキングはここ1年半多くの話題を呼んでいる分野。このトレンドのひとつの理由は携帯電話が地域のデータをすばやく認識できるほど速くなったことだろう。アクティビティとともにあるポイントでのつながりをより簡単に作り出すことができるようになった。Foursquareは新しいつながりを推薦してくれないが、手持ちぶたさを埋めてくれるサービスが多く登場してきている

Yelpは主にレストランなどの場所を中心にソーシャルネットワークを作り出すことでこのトレンドを追いかけている。330万の月間ユニークユーザーと1200万のレビュー記事は、ロケーションをベースにした最大のソーシャルネットワークだ。多くの人はそのレビューにフォーカスをしているが、何名かの達人は強力なファンのフォローを得て会話を促進させている

CitySenseは”みんなは今どこに出かけているの?”といった問いに答えることでロケーションネットワークの興味深い開発をしている。リアルタイムの人気スポット発見やソーシャルナビゲーションツールとして開発されているこのアプリケーションはまだ開発の途中だが、パーソナライズ機能や見つけづらい本当に意味のあるリレーションシップを構築するためのアプリを目指している

meetMoiは今自分がいる場所を中心にした出会い系アプリ。現在の自分のロケーションを知らせることで適合する相手を教えてくれる。気軽に誰かと出会いたいときには使えるサービス

5. アルゴリズムでつながる

hunch-connection

アルゴリズムによるつながりのトレンドは、セマンテックwebと洗練されたアルゴリズムによるWeb3.0の可能性と、個人の感情を組み合わせたものになる

Hunchはユーザーの興味をベースにした決定を下すための選択肢の集合体を提供することで話題になったサイトだ。このサイトはいくらかのユーザーには効果的な結果を証明することができたが、多くの人はあまり自分の趣旨には合わないという結果が出てしまっている

これと似たようなサービスがLunch。人々の好きという感情によるレコメンデーションとレビューをベースに開発されている。このサービスはニッチな物から傾向からすると明らかに好きであろう物までの幅をもったショッピングアドバイスも提供してくれる

このような自動的に行われるサービスはまだ初期段階のように見え、効果的なつながりを作り出せていない。アルゴリズムはより洗練されてきているが、まだ意味があるつながりを作り出すには時間がかかるかもしれない

ソース:Mashable 5 Trends Affecting How We Connect Through Social Media

Sprout Social 複数のソーシャルメディアを管理するツール

“Sprout Social”は複数のソーシャルメディアを同時にモニターし、効率的に消費者とエンゲージメントできるソーシャルメディア管理ツール

sprout-social-management-tool

Sprout Social http://sproutsocial.com/

Sprout Socialは小規模のジネスや代理店、ブランド向けにデザインされていて、ひとつのダッシュボードでFacebookやTwitterなど複数のリレーションが管理できるようになっている

ソーシャルメディア上でのプレゼンスを上げることはビジネス上での大きな課題となっているが、どうマネージメントしていくかもひとつの課題といえる

この様な管理ツールは”Involver“や”Vitrue“など大企業向けのハイレベルのアプローチを実現するものから、”HootSuite“のような個人レベルからアプローチしているものまで多くの企業が提供を始めている

Sprout Socialは月額$9.99/$49.99という価格的な面や、機能的な面からもバランスのよい管理ツールではないだろうか

月額$9.99のプランでは、Facebook、Twitter、Linkedinをモニターし、ポストすることができ、月額$49.99のプランでは、3メディアに加えてFoursquareとYelpがモニター・ポストすることができ、ジオ・ターゲティングの管理も可能になってくる

30日間のトライアルが提供されているので、試してみてはいかがだろうか

Sprout Social v1 from Justyn Howard on Vimeo.

ソース:Mashable Better Manage Your Small Business’s Social Media Presence [APPS]

Sprout SocialSprout Social

WaitList 行列の待ち時間を知らせてくれるiPhoneアプリ

食べ物屋の行列に並ぶのが嫌いな人には朗報かもしれない。”Onion”が提供する”WaitList”は入店までの待ち時間を知らせてくれるiPhoneアプリ

waitlist-iphone-application

WaitList http://itunes.apple.com/app/waitlist/id382104368?mt=8

このアプリはユーザーの報告によって、行列の時間を知ることができる。ユーザーが少ないうちは未報告の店舗が多いが、報告が増えるごとにその便利さは真価を発揮してくるだろう

世の中のムダを集合知によって解消するプラットフォームのひとつになってくれるとありがたい

ソース:Mashable Determine Restaurant Wait Times Before You Leave the House [APPS]

Virgin America 新路線就航でLooptチェックインキャンペーン

航空会社”Virgin America”はメキシコへの新たな路線就航のキャンペーンに、ロケーションベースサービス”Loopt Star“を使いチェックインキャンペーンを実施している

Virgin-Taco-Check-In-List-loopt

新たに就航する路線は、San Francisco (SFO)−Cabo (SJD) と Los Angeles (LAX) −Cancun (CUN)の2路線。キャンペーンはそのサンフランシスコとロサンゼルス2都市で展開されている

チェックインのポイントはサンフランシスコ国際空港SFOとロサンゼルス国際空港LAXとそれぞれ2都市の街頭に停車しているタコスのトラックの4カ所に設置された(メキシコだけにタコスなんですね)

このチェックインポイントでiPhoneアプリ(無料)を使いチェックインし、新路線のチケットを1人分購入した人へはもう1人分の搭乗チケットがプレゼントされるというキャンペーンとなっている

また、タコストラックでは$1でタコスを購入すると、もう1人分のタコスもプレゼントされた

この様なチェックインキャンペーンはスターバックスの無料コーヒーキャンペーンから始まり、アパレル外食、今回の航空券と非常にメジャーな手法になりつつあるが、ロケーションベースサービスが複数乱立する中、その違いを把握して利用することが必要になってくる

どのサービスが生き残るのかはクライアントも含めパートナーシップが重要なのかもしれない

[追記]

このプロモーションは4時間限定で行なわれたが、サンフランシスコの街頭のタコストラックだけで1,300チェックインを獲得し、その80%はフライトを予約したようだ。Vargin America史上5番目の売上を上げた日になっている

ソース:Mashable Loopt Checkins Can Get You Two-for-One Tickets to Mexico on Virgin America

Nike+ スキーヤー・スノーボーダー必携のアプリをリリース

Nike+はロケーションベースサービスのGowallaと共同でスキーヤーとスノーボーダー向けのアプリ”EpicMix”をリリースしている

application-nike-location-base

このアプリはスキー場でのアクティビティを記録したり、それを友人や家族とシェアすることもできる。スキー場のリフト券やシーズンチケットを組み込んで利用することも可能だ

様々なアクティビティ達成にバッジが用意されていて、新しいコースへの挑戦や朝一番のリフト利用、滑った本数などによってバッジが付与される

このアプリはGPS機能を利用しているわけではないので、いちいちチェックインをする必要はない。リフトやその他の多くの場所にチップをスキャンする場所が設置されていて、スキーヤー・スノーボーダーは止まることなく自動的にアクティビティを記録していることになる。もちろん記録されたくない人はオプトアウトすることが出来る

ユーザーはアプリの中でFacebookフレンドがどこにいるのかを見ることができ、リーダーボードを立ち上げるとバッジの獲得状況を見ることができたり、集合時間や場所を決めるためのダイレクトメッセージを送れたり、Facebook PlasesやTwitterを通しアクティビティを友人とシェアすることもできる

残念ながら現在は、このアプリケーションはコロラドの一部のスキー場でしか使えないが、対応するスキー場が増えてくるとスキーヤーやスノーボーダー必携のアプリとなりそうだ

ソース:Mashable Nike+ Meets Gowalla in Vail Resorts App for Skiers and Snowboarders

gamersband ゲーマーのためのロケーションベースSNS

ビデオゲームにはまったことがある人は、コンピューターとの対戦に飽き飽きしたり、クエストでここ誰かに手伝ってもらいたいなと思ったことは一度や二度ではないだろう

そんな人のために作られたのがロケーションベースのビデオゲーマーソーシャルネットワーク”gamersband”だ

social-network-gamersband

このサービスは近所のゲーマーを見つけるために機能的によく考えられている。ユーザーは”zone”にまつわる独自のチャレンジを設定することが出来、そのzoneにいるゲーマーたちとチャレンジを競うことができる

そしてゲームタイトルごとにチャンピオンを決定する機能も提供されている

まだフィルター機能が不十分なため、レベル的にもゲームカテゴリの好み的にも自分が望んでいるチャレンジャーを見つけるには苦労をしそうだが、カテゴリを絞っているため成功した場合は奥深い熱心なユーザーを集めるコミュニティになることだろう

ビジネス的にはまだいかなるプランやメニューも提供されていないが、エリア限定や既にゲームを持っているプレイヤーが対象なため課題は多そうだ

ソース:Social Times Find Gamers In Your Neighborhood With Gamersband: A Location-Based Social Network

Foursquare ユーザーの心理的負担を軽くする機能を追加

ロケーションベースサービスの”Foursquare”は本日から、あと何日でその場所のMayorになれるのかを告知する機能を追加している

foursquare-checkins

各Check-inごとにMayorになれる予測日を告知してくれる

Foursquareのブログにmayorshipがどうワークしているのかのポストによると、Check-inのカウントは1日1回のみなので、Mayorになるためには長期間の継続チェックインが必要とのこと。mayorshipがゲームにならないように配慮をしているようだ

多くのブランドがFoursquareのMayorに対しディスカウントを提供し始めた今は、ユーザーにとっては重要な問題かもしれない

自分は特にMayorには興味はないが、ユーザーの心理的な負担を解消するために結果算出のロジックを説明することも時には必要なのだと感じた

ソース:Mashable Foursquare Now Tells You When You’ll Become Mayor

MessageParty ロケーションベースのチャットクライアント

“MessageParty”はチャットというクラシックな機能にロケーションベースという概念を加えたiPhoneアプリケーション

messageparty-chat-locasion-based

ユーザーはアプリケーションを使い一般公開の“parties”と呼ばれるチャットルームを作ることができるが、近くにいるアプリユーザーはこのチャットルームに参加することができる。また、市単位のエリアでのチャットルームを立ち上げる“Everyone Party”も用意されている

MessagePartyはFacebookアカウントでログインができ、Facebookの写真がアバターとして表示される

このロケーションベースチャットクライアントは機能的にはまだまだシンプルだが、イベントやカンファレンスなど人が集まってくる場所などでは重宝するアプリかもしれない。また、ユーザーが増えてくると意外な人との出会いや再会などが期待できるのではないだろうか

ソース:Mashable MessageParty = Chat Room + Geolocation + iPhone

hunch 今の気分を加味しおススメのお店を推薦してくれるアプリ

Hunch“はユーザーのナレッジを集約し、指定した地域や今いる場所に近いおススメの場所を推薦してくれるロケーションベースのアプリケーション

hunch-location-based-servise

hunch http://hunch.com/local/

同じカテゴリで有名なのが”Yelp“だが、hunchはユーザーの趣向を加味してくれるユニークな特徴を持っている

エリアを指定するとレストランやホテル、ミュージアム、洋服屋などを推薦してくれるのだが、それぞれのカテゴリにフィルタが設定されて訪れたいところを絞り込める機能と合わせて、”フレッシュ”や”ユニーク〜ポピュラー”といったメーターが設置されていて、今の気分を加味した場所を推薦してくれるレコメンデーションロジックを搭載している

この機能を使うと”最近できたとてもユニークなイタリア料理店に行きたい”というときのリクエストにも応えてくれる

Yelpは星の数による格付けしかなく、みんながみんな同じ気分や趣向でお店を選ぶわけではないはず、というコンセプトからこのアプリケーションは作られている

まだ、スタートアップしたばかりのアプリケーションなので精度の面で疑問はのこるが、数週間以内には別のロケーションサービスとのパートナーシップが発表される予定だと言う

また、APIも公開を予定しているようなので、このレコメンデーションロジックを活用したサードパーティによるアプリケーションの開発も可能と考えると少し楽しみでもある

ソース:Mashable Hunch Now Helps You Discover What’s Best in Your Area

Check-inサービスはなぜGrouponに勝てないのか?

海外進出や一日の売上記録など快進撃というべき活躍をするクーポン共同購入サービス”Groupon”だが、この活躍によりFoursquareなどのロケーションベースのCheck-inサービスとの違いが明らかになってきた。なぜこんなにもクーポンサービスが先行し成果を上げているのかを考えてみる

groupon

考えられる理由は

・クーポンサービスは誰でも利用できる

・アプリケーションなどの必要がない

・プライバシー問題にほとんど抵触しない

・お店側は実際の来店を見込める

・クーポンサービスはダイレクトに売上に貢献する

一方Check-inプロモーションは売上に結びつけるのは難しい

といったことが上げられる

スマートフォンのユーザーはかなり増えてきたがまだまだ利用者が制限される点や、売上への直接的な貢献にもう1つハードルがある点で、現時点ではチェックインサービスに水を開けているといえるかもしれない

ただし、それぞれの役割が違うと考えると話は前に進むのではないだろうか

クーポンサービスは新規顧客の獲得のツールとして、サービスやお店の利用体験者を増やす目的で利用し、チェックインサービスはスペシャルバッジや特典を提供するツールとして、その後のロイヤルカスタマーの育成と考えるとそれぞれに使い道はあるのではないだろうか

また、近くを歩いている潜在顧客を誘導するという機会の創出は圧倒的にロケーションベースサービスが強い点でそれぞれの使い方を分けることによってマーケティングはもっとスムーズになるかもしれない

ソース:CenterNetworks Groupon Teaches You Why Coupons Are Better Than Checkins For Deals