米国の”Viral Ad Network”が作成した2010年これまでのバイラル度を総括したインフォグラフ
最も口コミされたブランドをビデオ、Facebook、Twitterごとの分析しランキングを公開している
ソース:Viral Ad Network BLOG Most viral brands of 2010
ソーシャルメディア、アプリケーション、マーケティングのニュースを配信
米国の”Viral Ad Network”が作成した2010年これまでのバイラル度を総括したインフォグラフ
最も口コミされたブランドをビデオ、Facebook、Twitterごとの分析しランキングを公開している
ソース:Viral Ad Network BLOG Most viral brands of 2010
NFLのシーズンインに合わせワシントンを本拠地にする”Redskins”がFoursquareを利用しチェックインキャンペーンを展開している
一方、ミネソタVikings と ニューイングランドPatriots はSCVNGRを使ったロケーションベースキャンペーンを展開しており徐々にスポーツ界隈にもソーシャルメディアへの取り組みが広がってきている感がある
RedskinsのキャンペーンはホームスタジアムであるFedExFieldやワシントンDCエリアにあるレッドスキンズバーでCheck-inすることで、レッドスキンズのスペシャルバッジやチームに関するトリビアを獲得することができる。その他にはゲームの特別席のチケットや練習中のフィールドへのパス、チーム主催のパーティーへの参加権利などファンにはこたえられない特典なども用意されている
ロケーションベースサービスがファンの増加やチケット購入にどの程度貢献するのかは非常に興味深いところだ
ソース:Mashable Washington Redskins Tackle Foursquare
“UNIQLO UK”はTwitterを使った今までにないユニークな方法のキャンペーンでソーシャルメディアでのプレゼンスを拡大させている
UNIQLO LUCKY COUNTER http://www.uniqlo.com/uk/luckycounter/
この”Lucky Counter”キャンペーンは今週に控えたUNIQLO UKのeコマースサイトのリニューアルに先駆けて実施されているが、イギリス国内のTwitterトレンドトピックスにブランド名が登場するほど人気をはくしている
キャンペーンでは10のアイテムが登場していて、自分が欲しいアイテムを選択、そのアイテムに関するTweetをするとそのアイテムがどんどんプライスダウンをしていく仕組み(下限は設定されている)。9/9のeコマースリニューアルオープン時には最終的にそのプライスダウンされた値段でアイテムが買えるというキャンペーンになっている
Tweetには個人のコメントに加え、事前に用意された”アイテム情報”やハッシュタグ”#luckycounter”が付与され、Twitter上での宣伝やバイラルの連鎖にも一工夫がされている
このキャンペーンは電通のwebディレクターHiroki Nakamuraと共同で企画され、イギリスが最初の実施地域になっているが、今後アメリカやフランス、アジア各国でもこのキャンペーンは実施される予定
このプロモーションはPromoted Tweetなどは使われておらず、FacebookやTwitter上の参加者のポストからのみの誘導でまかなわれている。Tweetの広がりはキャンペーンのユニークさについてフォロワーに次々と伝えるかたちで徐々に大きくなっている
UNIQLO UKのマーケティング責任者によると、このキャンペーンの目的はリニューアルのため一時的にクローズしているeコマースサイトの代わりに消費者とのリレーションを維持するため。その反響の大きさやTweetの内容、消費者とのエンゲージメントに関しても満足していると話している
コマースサイトのオープン後には”Lucky Machine”というキャンペーンが予定されていて、勝者には賞金やディスカウントコードなどが提供される予定
ソース:AdvertisingAge Uniqlo’s U.K. Twitter Campaign Looks to Be a Perfect Fit for Retailer
韓国の自動車メーカーKIAの”SOUL”のYouTubeのコンテスト型プロモーションがファイナルラウンドに近づいている
7月から開催されている‘Who’s Next?’ YouTube talent searchキャンペーンは、“how they roll.”をテーマにビデオ作品を一般から募集し、YouTubeセレブが10作品まで絞り込んだ後、ユーザーの投票により4作品が候補として残っている状況、ファイナリスト2作品を決めるための投票を呼びかけている
現在のCMを含むチャンネルの動画再生数の合計は942,000回、チャンネル登録者は1393人、コメントは849となっている。いわゆるビックブランドではないKIA SOULのこのエンゲージメント量をどう見るかだろうか
ソース:Social Times Final Voting Round For Kia’s ‘Who’s Next?’ YouTube Contest Opens Today
“Sprout Social”は複数のソーシャルメディアを同時にモニターし、効率的に消費者とエンゲージメントできるソーシャルメディア管理ツール
Sprout Social http://sproutsocial.com/
Sprout Socialは小規模のジネスや代理店、ブランド向けにデザインされていて、ひとつのダッシュボードでFacebookやTwitterなど複数のリレーションが管理できるようになっている
ソーシャルメディア上でのプレゼンスを上げることはビジネス上での大きな課題となっているが、どうマネージメントしていくかもひとつの課題といえる
この様な管理ツールは”Involver“や”Vitrue“など大企業向けのハイレベルのアプローチを実現するものから、”HootSuite“のような個人レベルからアプローチしているものまで多くの企業が提供を始めている
Sprout Socialは月額$9.99/$49.99という価格的な面や、機能的な面からもバランスのよい管理ツールではないだろうか
月額$9.99のプランでは、Facebook、Twitter、Linkedinをモニターし、ポストすることができ、月額$49.99のプランでは、3メディアに加えてFoursquareとYelpがモニター・ポストすることができ、ジオ・ターゲティングの管理も可能になってくる
30日間のトライアルが提供されているので、試してみてはいかがだろうか
Sprout Social v1 from Justyn Howard on Vimeo.
ソース:Mashable Better Manage Your Small Business’s Social Media Presence [APPS]
米国の修正テープ”Tipp-Ex”のYouTubeインタラクティブビデオキャンペーンが始まっている
キャンペーンサイト http://www.youtube.com/tippexperience
インタラクティブビデオキャンペーンは”A hunter shoots a bear”と名付けられ、ハンターが熊と遭遇、熊を撃ちたくないといって”shoots”の部分を修正テープで消してしまう
視聴者は消された部分に動詞を入力しPlayボタンを押すとその動詞に対応したビデオがスタートする仕組みになっている。結構な数のビデオが用意されているようで多くの単語に反応してくれた
YouTubeでのこの様な枠をはみ出すテイクオーバー型のビデオキャンペーンはサムスンやキャドバリーなどクライアントが増えて、視聴数など効果の実績も出てきているようだ
ソース:Social Times Tipp-Ex Lets You Make A Hunter Hump A Bear In Interactive YouTube Campaign
航空会社”Virgin America”はメキシコへの新たな路線就航のキャンペーンに、ロケーションベースサービス”Loopt Star“を使いチェックインキャンペーンを実施している
新たに就航する路線は、San Francisco (SFO)−Cabo (SJD) と Los Angeles (LAX) −Cancun (CUN)の2路線。キャンペーンはそのサンフランシスコとロサンゼルス2都市で展開されている
チェックインのポイントはサンフランシスコ国際空港SFOとロサンゼルス国際空港LAXとそれぞれ2都市の街頭に停車しているタコスのトラックの4カ所に設置された(メキシコだけにタコスなんですね)
このチェックインポイントでiPhoneアプリ(無料)を使いチェックインし、新路線のチケットを1人分購入した人へはもう1人分の搭乗チケットがプレゼントされるというキャンペーンとなっている
また、タコストラックでは$1でタコスを購入すると、もう1人分のタコスもプレゼントされた
この様なチェックインキャンペーンはスターバックスの無料コーヒーキャンペーンから始まり、アパレル、外食、今回の航空券と非常にメジャーな手法になりつつあるが、ロケーションベースサービスが複数乱立する中、その違いを把握して利用することが必要になってくる
どのサービスが生き残るのかはクライアントも含めパートナーシップが重要なのかもしれない
[追記]
このプロモーションは4時間限定で行なわれたが、サンフランシスコの街頭のタコストラックだけで1,300チェックインを獲得し、その80%はフライトを予約したようだ。Vargin America史上5番目の売上を上げた日になっている
ソース:Mashable Loopt Checkins Can Get You Two-for-One Tickets to Mexico on Virgin America
米国Hondaは最新のハイブリッドスポーツカー”CR−Z”のプロモーションで、Facebookのソーシャルゲーム”Car Town”の中で屋外広告を展開している
Car Townはバーチャル貨幣を使い車を購入したり、パーツを付けるなどのカスタマイズをしてロードトリップにでたり、チャレンジをコンプリートさせバーチャル貨幣を稼いだりする”Cie Games”が提供するソーシャルゲーム
このCarTownの中のすべての屋外看板に2ヶ月間クリッカブルなHonda CR-Zの広告が掲載される。広告をクリックするとゲーム内のHonda CR-Zブースを訪れることができ、バーチャルCR−Zが購入できたり、プロモーションビデオを見ることができる
バーチャルCR−Zはビーチや雪の中を走ることができ同車のスポーティなイメージや燃費効率の特徴を体感できるような車になっている
このようにソーシャルゲームに商品の認知度向上や消費者とのエンゲージメントを求める企業は増えてきている。FarmVilleを利用しCascadian FarmやマイクロソフトBingなど大きな成果を得ている企業も増えてきている
また、ディズニーのPlaydom買収やGoogleのSlideとJambool買収などこのジャンルへの投資も盛んになってきていることと、eMarketerの予測では、2009年には$2.2billだったバーチャルグッズの購入は2013年には$6billまで成長すると考えられていること、そして企業のソーシャルゲームへの広告出稿も2011年に$293millまで拡大すると見られていることを加味するとこの分野はまだまだ勢い良く拡大しそうな気配だ
今回米国Hondaにとってはソーシャルゲームへの初めての出稿であるが、CR-Zのメインターゲットである25-30歳のターゲットと、広告ではなくカジュアルな環境下でエンゲージメントを持てるというのは非常に良い機会であると考えているようだ
CarTownは今なおユーザーが2倍のペースで増え続けていて利用者は350万人を超えている。FarmVilleの6500万人には到底及ばないが、Hondaのエンゲージメントプロモーションがどの様な結果をもたらすかは非常に興味深いところだ
関連記事:Social Media Surf Mazda 新車プロモーションでFacebookのブランデッドソーシャルゲーム
ソース:Mashable Honda Takes Social Gaming for a Test Drive
60年以上の歴史を持ち、米国テレビ界に貢献した番組に送られる”エミー賞”がソーシャルに解放されることになった
主催するNBCはTwitterやyfrog、Ustreamといったソーシャルメディアを使い、ファンや視聴者との交流を通してよりリアルタイムな体験の提供を試みている
賞の権威よりも授賞式の視聴率の低下や視聴経路の多様化に対応したかたちになる
Twitterには授賞式のホストであるジミーファロンの特設サイトが設置され、ファンは#imontheemmysというハッシュタグを付けtweetすることができるようになるが、プレゼンテーターはライブの間にこれらのtweetにコメントをするかもしれない。またレッドカーペットでのスターへの質問もこのTwitter特設サイトで受け付けている
Ustreamではレッドカーペットの模様をライブで配信するとともに、バックステージの様子も中継するようだ。これは非常に会話が弾みそうな取り組みであるとともに、ファンや視聴者をより引き込める可能性がある
yfrogにもエミー賞のページが設けられ、リアルタイムの参加している気分が味わえるような工夫がされる。当日参加するセレブやノミネートされたスターによるレッドカーペーッとの様子を写真やビデオによってTwitterを通じ紹介される
NBCにとってこのような取り組みは実際の視聴率にどう影響するかは断定できないが、これからの運営の大きな経験になることは間違いないように思う。視聴者にとっては非常に楽しみな取り組みではないだろうか
ソース:Mashable The Emmy Awards Get Social
米国のモバイルアプリ開発会社”Cross Forward Consulting”は自社のアプリケーションのプロモーションに”iAd for Developers”を活用しており、その効果をblogで検証している
プロモーションの対象となったアプリケーションは、クラシック系のオーディオブックでこれまでに160万ダウンロードを獲得しブック系チャート常連の人気アプリであるが、新規ユーザーへのリーチをもとめiAd for Developersを利用したようだ
クリエイティブではグラフィック的な要素よりも、最低限必要な情報を文字で伝えるという意図から非常にシンプルなバナーになっている
6日間掲載した結果、クリックやCTR、CPAなどの効果指標は以下の通り
クリエイティブやその時の状況により効果は変わってくるので一概には言えないが、$0.99のアプリを売るために$15近くコストがかかってしまっている
iAd for Developersは通常よりも費用が安く設定されているが、一時の効果バブルは落ち着きを取り戻しているので、利用する際はメディア選定も含めてもう少しさまざまな面での工夫が必要というのは言わずもがなのようだ
ちなみに同社は”AdMob”も比較の対象として利用している
こちらは約倍の効果が出ているようだ
ソース:Cross Forward Consulting Blog iAd for Developers