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新しい”Groups”はFacebookの利用方法を変えるか?

Facebookはパロアルトにある本社でのプレスカンファレンスで、新しいバージョンの”Groups”を発表している。Facebook Groupsはメンバーになっている人がグループチャットやeメールリスト、ドキュメント共有、フォトタギングといった機能をつかい参加できる共有スペースである

新しいGroupsプロダクトはゼロからビルドアップした旧来のものとは違う全くの新しいプロダクトだとCEOザッカーバーグは話している。既存のGroupはそのまま継続されるが、これから作られるGroupは新しいプロダクトでのみ作ることができる

Groupsはデフォルトでは”クローズド”セッティング(”シークレット”あるいは”オープン”セッティングもある)になっており小規模の友達グループが情報を共有するスペースを想定して作られている。それぞれのグループはメンバーによってコントロールされることになる。グループチャットの機能は同時にメンバー全員が会話に参加できるようだ

Groupsに一度参加すると、左のナビゲーションにそのGroupが自動的に表示されアクセスが容易になる

FacebookはGroupsのためにモバイルインターフェイスとOpen Graph APIも用意している。このことからGroupsの全ての機能へのアクセスが比較的早く実現することを意味しているかもしれない

全ての人がコントロール可能であるという新しいGroupsの仕様は以前のものとはかなり違う機能を果たすだろう。Facebookはソーシャルの基準が画期的に変わっていくだろうと言い切っている。新しいGroupsがFacebookの利用方法を根本的に変え、利用者のメッセージ配布におけるコントロールを増加させると確信しているようだ

新しいGroupsをテストしてみて、「だれでも使えるくらいシンプル」と説明があったようにとても使いやすいようだ

カンファレンスでFacebookが明言したように、そのゴールは全ての人が参加し、そのつながりから何か有益なものを構築するのを助けることで実社会のリレーションをマップすることとのこと。バーチャルグラフとリアルグラフの共存ということであろうか。このゴールが意味する本当のところは、Facebookはメンバーのリレーションシップを把握し、その理解のもとサービス改良に活用したいということなのだろう

カンファレンスでのGroupsのデモ

ソース:Mashable New Facebook Groups Designed to Change the Way You Use Facebook [VIDEO]

あなたの1日をゲームにしてしまうアプリ

“Streak.ly”は日々のタスクをやり遂げるモチベーションを保つのを助けてくれるアプリだ

ラルフ・エマーソンの有名な詩に”良い意思は力を纏っている”というのがある。ある者は”本当の力は忠実に意思に従う事だ”と主張する。ただ残念なことに決意を抱くのと同じように意思というものは形にはなっていない。Streak.lyは我々がその意思を達成するのを手助けをしてくれる

Streak.ly http://streak.ly/ ※10/6現在は参加人数制限のベータローンチ中

Streak.lyはあなたがしたい/しなければならない日々のタスクを書き出せるモチベーションツールである。このアプリはよくあるTo-Doリストのようなタスクマネージャとしてではなく、日々のちょっとした気をつけたいこと、本を読むや腕立てをするといったものを思い出すといった用途を想定して作られている

アプリではモチベーションを高める要素として、達成率に応じバッジを獲得していく。インセンティブベースのゲームは近々用意される予定だ。毎日自分が用意したタスクをこなし続けることがポイントとなる。用意したタスクを7・14・30日間達成し続けるとバッチがもらえるだろう。

streakly

Streak.lyはリストの項目ごとに平均の達成期間や最長の達成期間を知らせてくれるので、これもモチベーションにつながるのではないだろうか。また、数ヶ月後に追加されるインセンティブベースのゲームの仕様も気になるところだ

いささか単純なアプリではあるが、ついつい忘れがちな”小さなこと”でもちょっとしたリウォードでリマインドされモチベーションが上がるのであればそれはそれで良いことかもしれない

ソース:Mashable Application Lets You Game Your Day

Application Lets You Game Your Day

アプリとの組み合わせで活用するFacebook Places

Facebookのロケーションプロダクトはローンチされてからまだ間もないが、その”チェックイン”は他の機能との連携がうまく取られているため、Facebook Placeはビジネスチャンスを創出するよいツールとなるだろう

westfield-facebook-places

Westfield Valley Fairのファッションモールはこの機能を早くから採用している1社だ。このファッションモールはメンバーに対し、Facebook Placesからの”チェックイン”の対価として15%オフのスペシャルクーポンを提供している。この手法はFoursquareではお馴染みの手法であるが、Facebookファンを巧みにオフラインのお客様に変える効果はまだ持っているようだ。このクーポンは”Fan Appz“のアプリによって提供されている

ソーシャルマーケティングのソフトウェアを提供する”Context Optional“はFacebookのロケーション機能上でブランドへの興味喚起に取り組んでいる1社。「グローバルブランドのマーケターは地域単位でのマーケティングに頭を悩ませていることが多い。FoursquareやLooptなどの規模では小さすぎると考えていたグローバルブランドは5億人に対しマーケティング施策がうてるFacebook Placeには期待をよせている」とContext OptionalのCEOは説明する

その需要に応えるために、そのソーシャルCRM会社はFacebook Placesへのチェックインアプリケーションをリリースしている。そのアプリケーションはブランドのPlace Pagesにチェックインに加えカスタマイズ可能なランキング導入も可能にしている。FouqsquareのようなMayorシップのようなこともできるだろうし、チェックインにスペシャルオファーなどの提供も可能になるだろう

機能的にも規模的にもFacebook Placesはさまざまなビジネスの要望にフィットする柔軟性をすでに持っているようだ。まだPlacesの周辺は首を傾げるほど静かだが、一気に普及する可能性は十分秘めているはずだ

ソース:Mashable Top 5 Emerging Brand Trends on Facebook

アクションを意識したソーシャルメディアプログラム

最近のレポートによると、70%の企業はある一定のフォーマットにのっとったソーシャルメディア戦略を行なっているが、その多くは計測すべきゴールを設定していないと伝えている。バイラルビデオやギミック、クリエイティブキャンペーンを行なう傍ら、ソーシャルメディアマーケターは”クリックからアクション”を生む、そして消費者とのコミュニケーションを望むべき結果へ導く方法を習得しなければならないだろう

会話を通してのエンゲージメントはスタートだが、彼らの注意が集まるところにリーチしアクションを起こさせることはパワーになる。少しの工夫を組み合わせた明確な目標やマイルストーンはエンゲージメントの価値をあげそして望むべき結果を導く可能性を高めるはずだ

■ユーザーのアクションを意識する

商業的なソーシャルメディアキャンペーンの事例の多くはい会話やビュー、コメント、RT、Like、参加人数など数を達成することで定義されているケースが多いが、

本当に知りたいのは、そのキャンペーンでユーザーは何がしたくなったかではないだろうか?

会話やコミュニケーションをアクションにつなげるためには、やはりその行動を意識したキャンペーン設計を行なわなければならない

・セッションの”終了時”には参加者に何をしてほしいかを考えプログラムを作る

・タッチポイントごとに行動の機会を提供する

・キャンペーンやクリックの導線をブレイクダウンし把握する

・パフォーマンスを計測する

当たり前のことのように思えるが、忘れがちで留意すべきポイントだろう

■アクションへ影響を与える要素

発見・交流・共有の本質は多くの要素に影響される。これらの要素をキャンペーンでいかに行動につなげるかは学習と経験を重ねることしかないかもしれない

その要素や反響でポイントになるのは

・トリガーとなるアクションの定義

・アクティビティを取り込むメカニズム

・注意を引きつけるためのシステムとチャンネル

・ソーシャルグラフを通してメッセージの伝達を助けてくれる人たちへのフォーカス

・オンラインで生み出したい、伝播させたいソーシャルなテーマの関連性

などで、様々な要素の組み合わせを経験し分析して積み上げていくことが望むべき結果へ到達を可能にしてくれる

キャンペーンの設計は分析と適応を通して改良され洗練されていく。データを重視したソーシャルメディアプログラムは、憶測やアイデアだけで実施しているプログラムより結果を出す場合がおおい。分析する、アイデアを出す、リサーチする、過去に習うことは有益なビジネスのパフォーマンスサイクルを作り出す最良の方法ではないだろうか

ソース:Mashable How Social Media Marketers Can Convert Attention Into Action

Facebook “Like”ボタンが人やトラフィックに与える影響とは

Facebookの”Like(日本ではいいね!)”ボタンは現在、スポーツからニュースメディア、様々な種類、約200万のサイトに採用されている

そのLikeボタンはFacebookユーザーとWebトラフィックに対してとても興味深い影響を与えているようだ

Facebookの調査チームはいくつかの数字を分析し、FacebookのLikeに関連する人数のデータだけでなくクリックスルーレート(CTR)のボリュームやサイト滞在時間そしてその他のエンゲージメントの指標についてまとめている

■人に関連する統計

平均的すると、コンテンツをよく”like”するユーザー(Liker)は典型的なFacebookユーザーがもつフレンド数の倍以上フレンドをもっている人であるようだ。これはそのユーザーがよりソーシャルでより影響力があることを意味しているかもしれないが、一方で、それはそのユーザーが注意を引きたいナルシストであるということかもしれない。統計を深読みすることはあまり意味の無いことだが、”Liker”はソーシャルウェブでの立場ではよりアクティブであるということのようだ

“Liker”に関するさらに興味深い統計は、典型的なFacebookユーザーに比べ、外部サイトへのリンクを5倍もクリックするということ。サイトへの誘導をソーシャルメディアに求めているのであれば、この数字は良いニュースであろう

ニュースサイトでは、likeをするFacebookユーザーの平均年齢は34歳、新聞の購読者と比較すると20以上も若い。この時点ではジャーナリズムの未来とソーシャルメディアの結論を出すには今回の統計だけでは少し難しい

■トラフィックに関する統計

ほとんどのウェブサイトのオーナーはTwitterがとても大きなリファラーであることに気づいている。それはコンテンツリファラルネットワークであることやリンクのシェアや誘導が当たり前に行なわれていることを意味している

しかしながら、FacebookのLikeボタンはトラフィックという面ではTwitterと比較しても劣らないかもしれない。Likeボタンがリリースされ、何百ものサイトに導入されて以来、多くのパブリッシャーはこのソーシャルプラグインによる大きなトラフィック増を報告している。ABCニュースは190%増、Gawkerは200%、Sporting Newsはなんと500%の増加を報告している。NBA.comはFacebookが2番目に大きなリファラーサイトになったと伝えている

Facebookは本物のアイデンティティや本物の友人がプラグインを通して体験を共有するとき、ユーザーはより関わりを深くし長く滞在すると話しているパブリッシャーからのメッセージをリレーしている。ひとつの例としては、NHL.comはプラグインを導入してから、1ユーザーあたりの閲覧ページが92%、滞在時間は85%、ビデオの視聴は86%増加し、全体のトラフィックでは36%増加しているとレポートをしているようだ

Facebookは単にリファラルトラフィックの一部かもしれないが、明らかにネットワークの成長とユーザーのソーシャルグラフの安心感による第三者や外部のコンテンツとの交流の習慣化への大きな役割をになっている

Facebookについてより知りたい場合は、FacebookメディアパートナーシップディレクターJustin Osofskyの最近のプレゼンテーション資料をチェックしてみてはいかがだろうか
Working Together to Build Social News

ソース:Mashable What “Like” Buttons Mean for Web Traffic [STATS]

Twitterは我々が思うほど会話に向いていないかもしれない

ソーシャルメディアの分析ツールを提供する”Sysomos”は2ヶ月間で発生した12億のtweetを対象にtweet後の現象を分析している。そのリサーチによると、発生したtweetの71%はリプライもリツイートもされないノーリアクションだったと伝えている

リプライが23%だったのに対し、リツイートは特に難しく全てのtweetに対し6%にとどまっている。その特に低いリツイートのパーセンテージは我々にとっては勇気づけられるニュースかもしれない。なかなかリツイートされないのは明らかに自分だけではないということだ

調査結果をもう少し詳しく見てみると、多くのリプライとリツイートはtweet後1時間以内に起こっている。60分から2時間が過ぎるとリアクションを得るのはほぼ不可能ということだろう。3時間以降のリツイートはわずか5.97%、リプライは2.22%となっている

不幸にもSysomosのリサーチは、23%のリプライの内85%はシングルリプライであることも示している。Twitterは我々が思うほど会話には向いていないのかもしれない。10.7%は2段階のリプライ、1.53%が3段階のリプライにとどまっている

もちろんこの調査は12億のtweetをひとまとめに見ているので、ある個人のユーザーには当てはまらないだろう。ただ調査結果だけを考えると我々のtweetは泡のようなものかもしれないし、その結論はあなたにまかせることにしよう

Twitterのエンゲージメントをビジュアル化しているのが以下のビデオだ。スパイラルは時間を表し、ブルーのドットはtweet、ドットのサイズはリプライとリツイートの数を表している

ソース:Mashable Most Tweets Produce Zero Replies or Retweets [STUDY]

開発者が見るiOSとAndroid どちらが有望なのか?[IDC調査](後編)

前編からのつづき

■開発者はどんな機能を望み、そして必要としているのか

iOSやAndroidなどのプラットフォームの垣根を越えたところでは、開発者はどんな分野に興味があるのだろうか。アプリを開発するときどんな機能やAPI、インテグレーションが不可欠なのかといった点もAppceleratorとIDCの調査では質問をしている

興味深いことに、4/5の開発者がモバイルWebアプリの開発よりモバイルのネイティブアプリの開発を望んでいると調査は伝えている。多くの開発者はWeb開発から移行してきている背景があるのにである

Appcelerator-IDC-Q4-Mobile-Developer-Report-3

ネイティブアプリに続いては、ロケーションベースそしてプッシュ型のアップデートの開発をしたいという結果になっている。これらの2つの機能はモバイル特有の分野となっている。ユーザーの”いつ””どこで”という情報をベースにモバイルアプリは絶えず異なったデータを表示しなければならないという状況の重要性は日増しに強くなっている

カメラ機能に関してもトラディショナルではあるが、ユーザーが更なる情報を付加するものとしてFlickrへのアップロードなど開発の必要性が増している。QRコードやバーコードのスキャンがアプリの牽引力を発揮するケースが多いのも需要につながっている理由のひとつ。写真は多くの情報をもたらしてくれるのでアプリが次に何をすべきかの情報として使われる

FaceboolとTwitterとの連携のソーシャル機能も重要な機能となっている

コマースの分野では、49%の開発者がiOSアプリ購入へのアクセスが必要であると答えている。これは彼らに取ってはアプリのアップグレードや性能向上にとって非常に重要なことのようだ

PayPal Paymentは48%の開発者が望んでいる。PayPalは大きな労力をモバイルペイメントのプロセスに注いでいる。今年のはじめにはPayPal iPhone 開発キッドを開発者のためにリリースしているほど。モバイルペイメントはこれから注目すべき分野となる

Appcelerator-IDC-Q4-Mobile-Developer-Report-9

■これから

マクロレベルでは、Androidは可能性やその特徴で開発者を引きつけ続けるだろう。iOSはまだ特に収入面でアプリ開発業界全体をリードしている。

ただ開発者が自身が作るアプリへ取り込みたい機能をみると、どれだけプラットフォームにとらわれないかが重要だ。マイクロソフトやRIM、HPといった会社にも、開発者が望んでいる機能やサービスの簡単な実装方法を提供することで彼らの興味をとらえる可能性は十分にあることをこの調査は示している

ソース:Mashable A Detailed Look at Apple and Google’s Fight for Mobile Developer Attention

開発者が見るiOSとAndroid どちらが有望なのか?[IDC調査](前編)

“Appcelerator”と”IDC”はスマートフォンの開発者がどのプラットフォーにフォーカスしているのか、またどんな特徴を重要視し、いつ新しいアプリケーションを開発するのかを調査し、その結果を発表している

その調査結果によるとGoogleの Androidプラットフォームが長期的にはポテンシャルを持っているエリアである事を示している。特にスマートフォンやタブレットを超え様々なデバイスの可能性に起因しているようだ

事実、長期的に考えた場合のiOSとAndroidのギャップは6月の調査時点からさらに10ポイント広がっている。最新の調査では長期的に見た場合Androidの方が有利だと答えた開発者は58.6%、一方iOSと答えた開発者は34.9%となっている

■Androidは21世紀の”BusyBox”なのか?

今日までは開発者の”興味”という点ではiPhoneとiPadがAndroidをリードしているが、スマートフォンとタブレット以外のケースを考慮した時、様々なデバイスが接続されている未来を展望した時にAndroidが逆転し、その可能性が際立ち始めている

開発者への質問は、性能、オープン性、長期展望、マルチデバイスでのパワーの4点でiOSとAndroidをどう見るか、結果は以下のとおりである

Appcelerator-IDC-Q4-Mobile-Developer-Report

4つの点でAndroidはiOSに勝っているが、マルチ接続デバイスとオープン性でAndroidがiOSを凌駕している。この2点がAndroidの可能性を物語っている

我々はすでに様々な形や大きさのAndroidデバイスが市場に登場しているのを見ている。Android ebookリーダーやAndroid TV、Androidピクチャーフレームなど、そしてこれから発売されるGoogle TVはAndroidベースのものであるだろう

基本的にAndroidは組み込み型デバイスには最適でカスタマイズが容易なOSである。このケースはGPLライセンスの”BusyBox”のケースと似ている。BusyBoxはとても軽く持ち運びが簡単なLinux Kernelと一緒に使えるツールとユーティリティのセットである。BusyBoxは手軽さを提供していた

多くの面でAndroidは21世紀のBusyBoxになっている。もちろん必要とされる基本のハードウェアの性能は高くなっているが、市場ではチップは安くなり性能は上がっているので、ネットワークやツールのサポートの実現、高いレベルでのアプリケーションのエコシステムを実現させている

理論的には、iOSは同じ目的で利用されるだろう。違いはAndroidはApacheライセンスのもと使われるが、iOSはAppleがライセンスをゆるしたデバイスメーカーだけが使えるというところだ

■iOSはまだベターな機会を提供している

長期的な視点でみるとAndroidがリードしているかもしれないが、調査結果をみるとiOSの方がまだ収入の機会は多い。ビジネスとコンシューマー向けアプリの最大のマーケットである

Appcelerator-IDC-Q4-Mobile-Developer-Report-2

AndroidマーケットはGoogle Checkoutにしばられ、まだすべての国で有料アプリが利用できるわけではない。この制限が開発者の収入の機会を損ねているといえる。加えてアプリを見つけ出すシステムがiOSと比べて弱いというのも原因のひとつだろうか

後編につづく

ソース:Mashable A Detailed Look at Apple and Google’s Fight for Mobile Developer Attention

Twitter上のセレブは影響力をほとんど持たない?

米国のノースウエスタン大学が実施した調査によると、数百万人ものフォロワーがいる芸能人セレブはソーシャルメディア上ではほとんどスルーされていてその影響力はほとんどないと結論づけている

リサーチャーは毎日数えきれないほどのtweetに数学的なアルゴリズムを導入し、ある特定の分野でのエキスパートがトレンドとなるトピックスを引き起こしていることを確認した。これは意味のあるディスカッションを望んでいるソーシャルメディアに熱心な人を安心させる。そしてソーシャルメディアをばかげたものと主張している批評家には驚きであっただろう

ソーシャルメディア調査会社の”Sysomos”も数ヶ月前に同様の結論を出し話題になっていた

Twitterでの影響力は”どのように”フォロワーを獲得したかで決まるのかもしれない。ジャスティン・ビーバーは継続的にトレンドリストのトップに位置づけていて、彼のtweetとファンのRTはTwitter全体のトラフィックの3%も占めていたことを忘れないでほしい。しかし、ノースウエスタン大学のリサーチャーによると彼らのトレンドリストでは全く高いランクを獲得していない。むしろブラジルのミュージックアワードに関連したトピックが最近のトップとなっている

このリサーチャーによるトレンドリスト”Pulse of the Tweeters“が公開されている。見た目はあまり良くないが、トピックごとのインフルエンサーを見つけられるかもしれない

ノースウエスタン大学の教授によると、あるセレブが自身の専門エリアに関するtweetをすると、それは実際に影響力を持つかもしれない。例えばレブロン・ジェームスによるバスケットボールに関するtweetなどは影響力があるだろう。しかし、ある男優の政治的なtweetは政治家のtweetよりは重みを持たないだろうと話す

至極当たり前のように聞こえるが、キャンペーンなどをプランする時にはどうしても”数”を重視したくなってしまう。実施レポートではなおさらかもしれない。影響力という面では今一度検討してみる必要がありそうだ

ソース:Mashable Ashton Kutcher Has Little Twitter Influence [STUDY]

Foursquare アクティビテイ+リウォードの新しい展開を模索

ロケーションベースサービスの”Foursquare”はユーザーがチェックイン以外でバッジを獲得する方法を発表している

今回Foursquareが発表したのは、ランニングの履歴を記録したり共有できるアプリ”RunKeeper”との連携で実現した機能。RunKeeperでのチャレンジを遂行した人にリウォードのバッチが与えられる。例えば、ユーザーがRunKeeperで約50Kmをランニングした場合、そのユーザーのRunKeeperとFoursquare双方のプロフィールにマラソンバッチが付与される

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Foursquareは今まではリアル世界の”場所”をテーマに展開をしていたが、今回の提携によりその範囲は”行動”にまで広がったことになる。これによりユーザーは”行動”に関してもリウォードを受けたり共有したりする機会を得ることになる

今回はランニングアプリとの提携であったが、Foursquare今後も様々なアプリとの連携を模索していると伝えている。日頃なかなか継続するのがおっくうになりがちなものが、ちょっとしたリウォードで少しでもモチベーションが上がるのであれば、それはそれで良いことなのかもしれない

この様な “アクティビティ+リウォード” 機能をもったアプリはトレンドになりそうな気配を帯びていると感じる

ソース:Mashable Earn Badges on Foursquare, No Checkins Required